幸せをありがとう

久々に行ったそば屋

 

相方は肴で一杯

私は、梅おろしそば

 

先に来ていた常連さんは帰り

相方は店先にタバコを吸いに出た

 

わたしと店主の二人だけになった

 

「蕎麦湯、飲みますか」と聞かれて

「はい・・・。お蕎麦、美味しかった、さっぱりしてて」

 

 

 

暫くして店主が

「お久しぶりですね」

 

懐かしいような響き

少しはにかんだような笑顔

 

覚えていてくれたんだ

嬉しい気持ちが、ゆっくりと広がっていく

 

帰り道、温かい気持ちで満たされながら家に着いた

 

幸せだった

あ?

今も、幸せ・・だな